「 禊ぎ雨」 の中での参拝
鹿児島神宮、霧島神宮を参拝させて戴く。
最近、家の近くで三社祭がありました。4年ごとに行われるこのお祭りは、コロナで一回中止となり8年ぶりとのことだったので大いに盛り上がりを見せておりました。
お神輿を担ぐ掛け声がわっしょい、わっしょいではなくて、まえだ、まえだって言うのが斬新でした。
ほんとつい数年前までは、神社と神宮の区別も付かなかった自分ですが、ここ最近、神社に関心を持ち古事記を読んだり神社検定の本を読んだりしています。神話の世界を学んだ後に神社へ参拝すると知っている神様の名前が沢山出てくるので、以前の参拝よりも親近感が湧いてきます。
さらにK先輩のおかげで九州を巡ることができているので、神話の世界に入り込むことができてとても幸せです!!
今回もK先輩のご好意で、鹿児島旅行に行けることになりました。本当にありがとうございます。
今回、霧島市内にあります二つの神宮にお参りさせてい戴き、日帰り温泉とお洒落な雑貨屋さん、産直市場へお邪魔してみたいなって思います。※こちらは前日までの脳内計画です。
鹿児島神宮参拝
K先輩、いつも、非常口の席を予約して下さってありがとうございます!
羽田は良い天気、鹿児島は雨模様の天気の予報です。
本日も順調なフライト高度約10000mからは、富士山を駆け登る感じの竜っぽい雲が富士山に掛かっていました。
ここ最近、龍っぽい雲を目にします。この前、宮崎神宮を参拝して時もそれっぽい雲見ました。
鹿児島空港到着時、霧島市周辺は激しい雨に見舞われておりました。参拝をする時に雨が降っている場合の雨を禊ぎ雨というのだそうです。この雨が自分の穢れた心を洗い流してくれます。出発前に天気予報を確認し一応事前にレインウェアの下だけ用意しました。黒づくめでの服装は、参拝には向かないので下だけ黒のレインウェアです。
先ずは、空港からレンタカーを借りて鹿児島神宮へ向かいます。鹿児島神宮は、空港から約9キロと空港から近い場所にあります。前回鹿児島に伺った時は、和気神社に参拝しその後、熊襲の洞窟とその近くの温泉に行ったので鹿児島神宮へは行けていませんでした。
けど、以前K先輩から鹿児島旅行をプレゼントして頂いた時に一度参拝をしているので、今回は2回目の参拝となります。
雨の中、鹿児島神宮へ到着。駐車場はガラガラ、参拝客は皆無でした。雨の日は、周りの音が雨音で打ち消されるので静かに参拝出来ます。
御祭神はヤマサチヒコ様とトヨタマヒメ様
鹿児島神宮は山佐知毘古様と豊玉比売命様のご夫婦が主祭神として祀られております。ウキペディア情報によりますと山佐知毘古様は木花開耶姫様の御子息。豊玉姫は海神様の御息女です。山佐知毘古様は浦島太郎物語のモデルとのこと。山佐知毘古様が浦島太郎、豊玉姫様が乙姫様。神話を元にした物語は、その歴史を知ると一層関心が広がります。
ご利益は、良縁、航海の安全、子宝運上昇などで海や家族に関するご利益が多いです。自分も良縁が続くようにお願いをして参りました。
本殿の天井画
鹿児島神宮本殿の天井画は見事な極彩色で描かれています。その中にはメロンの絵もあったりします。薩摩藩は幕府に内緒でこっそりメロンを輸入していたようです。でも、江戸まで運んだら傷んじゃいますから仕方ないですね。
地名発祥の地
鹿児島神宮にはこんな看板もあります。鹿児島の地名の由来は、山佐知毘古様がわたつみの国へ向かう時に乗った船が籠山(かごやま)で作られてことに由来しているそうです。(諸説あるうちの1つです)ちなみに、わたつみの国については、コトバンクに詳細が記されております。わたつみの国は海神オオワタツミ様が住まわれている海底の国です。
霧島神宮参拝
鹿児島神宮へ参拝した後は、霧島神宮に向かいます。霧島神宮近くにあるカフェへOPENの確認をするために電話してみました。10時にOPENするはずなんだけれどコールが鳴っているだけで誰も出ませんでした。その後、何度か掛け直してみてもダメでした。不定休だから今日はお休みにしたのかも。こんな、雨ですし・・・。
カフェの名前は星とのあいだ
自分は星が好きなので行って見たかったです。
雨に濡れた参道は、鏡のように光を反射して眩しく輝いておりました。雨の演出、最高です。
霧島神宮は、御祭神に天照大神の御孫様、瓊瓊杵尊様が祀られており、相殿に正妻の木花咲耶姫尊、御子の山幸彦、その正妻の豊玉姫、御孫の鵜葺草葺不合命と豊玉姫の妹の玉依姫、御曾孫の初代天皇である神武天皇が祀られおります。
霧島神宮の御神木には、装束を纏った神官が手を合わせている枝木があるとのこと。探がしてみました。霞かかった御神木。いらっしゃいました!神官様。本当に御神木に参拝されているみたいです。
隼人歴史民族資料館
鹿児島神宮の境内にあるのがこちらの隼人歴史民族資料館です。降り頻る雨が少し収まるのを待つがてら入館をしてみました。ひっそりと雨の中佇んでいました。
入館料は大人180円です。早速、中に入ってみます。写真撮影もOKとのこと。昭和時代の部屋の再現や農耕具、土器、隼人町の歴史年表、鹿児島神宮の社殿の説明など盛り沢山の貴重な資料が。
天気が良かったらドライブメインだったけれど、今回は土砂降りの雨。雨じゃなかったらスルーしていたところでした。
日当山温泉センターへ
霧島神宮へ行く前に、途中に見かけた日当山温泉センターに行って見ることにしました。鹿児島神宮からものの10分足らずで到着。タオルとかの貸し出しとかはなく、そのままお風呂場まで案内してもらいました。大人は300円、子供は150円です。中は広々とした岩風呂でした。ケロリンバケツと石鹸が備え付けであります。泉質はお肌がすべすべになります。お客様は誰もおらず、ここも鹿児島神宮と同じく貸切でした!心も身体も温まりました。こちらは、宿泊もできるようです。お孫さんなのか可愛い子供さんもいらっしゃいました。
霧島国際ホテルにて
K先輩が用意して下さった部屋は、湯けむりが望める素敵な12畳の和室です。外は雨が激しく降っているので温泉に入った後は、食事までゆっくりすることにしました。途中、霧島観光協会でマンホールカードを頂きました。マンホールカードと言うものがこの世に存在するってのをK先輩から教えてもらって初めて知りました。観光協会にはお土産物屋さんや足湯の他、レストランもあります。自分はお土産物やさんで70円のレタスと250円の肉味噌などを購入しました。レタスが70円とか安すぎです!
夕飯は17時から90分の入れ替え制です。OPEN前から並びます。OPENと同時に受付で部屋番号を伝えて中へ。自分はいつも料理が取りやすいキッチンの真ん中のあたりのテーブルを確保します。色鮮やかな料理が沢山。自分は食べないのですが、ピザやパンも焼きたてが並んでいます。前回はカニ食べ放題の時にお邪魔をしたので、蟹がメインになってしまったのですが今回は料理がメインです。デザートやフルーツは戴かないんで、料理のみを堪能しました。ほんと、目移りして全部はとても取り切れません。
小さなグラスやぐい呑み?小鉢に入ったオードブルが種類豊富。うなぎのおこわが美味しい。お刺身も美味しい、お寿司も美味しい。ステーキも美味しい。鰹のたたきも美味しい。地鶏の炭火焼きも美味しい。サーモンマリネも美味しい。朝食は鳥南蛮、サラミやキムチ、肉味噌、ライチ、ご飯を頂きました。ほんと、絶品・・・。
九州最古の嘉例川駅にて
K先輩からの頂いた情報でJR九州イチ美味しいらしいとの嘉例川駅で販売されている駅弁を知るために、空港に戻りがてらの帰り道に寄らせて戴きました。霧島を旅するときはK先輩がレンタカーを手配してくれているので鉄道は殆ど利用しません。でも、売ってたら空弁代わりに買って行こうっていうくらいの気楽な気持ちで行ってみました。
駅から空港まで4キロ近くにありますこの駅舎は明治時代からの物らしく雰囲気がすごく良いです。電車に乗らずともここの待合室でゆっくり時間を過ごすのも良いなって思います。肝心の駅弁は土日祝日のみの販売とのことでした。残念・・・。2日前から電話で予約をしたら並ばずに購入できるようです。土日祝で鹿児島へ行かれる場合は10時から嘉例川駅で購入できるのでで是非!!!
K先輩のおかげで今回も本当に本当に楽しい弾丸旅行ができました。何回行ってもK先輩のおかげで楽しむことができます。
羽田に着いたら職場へ向かいます!ありがとうございました!!!!