行くとこ、ぎゅっと凝縮しました。
貧乏ななおじさんセラピストは、K先輩のおかげで旅行ができております。いつも神様への感謝より先にK先輩に感謝しております。
K先輩のおかげで叶った熊本旅行です。行く場所を厳選してしっかり見て回ろうと、事前にGoogleMapで計画を立てました。
結果、立てた旅行計画は、高校の修学旅行で高速のサービスエリアから遠目に見た草千里、どうしても行ってみたかった天岩戸周辺の神社、祝詞の原点となっている弊立神宮の豪華3本立です!!
約4時間、200キロの旅です。
※出発前のイメージで計画を立てました。
現実は。
夢大き旅計画ですが、熊本空港に到着した時点で自分の考えは変わっておりました。熊本空港に到着したのが9時です。そこから、草千里によって、展望所でボーッとしてから高千穂方面に行くとなると天岩戸神社へ着くのが遅くなるのでは・・・。草千里は明日の朝に向かおう!
そして、なぜかナビに天岩戸神社ではなく高千穂神社をセットしてしまいました。
ETCカードを使って高速道路でスイスイ移動します。高速道路の終点の出口にあった道の駅でちょっと休憩。でかいキャベツが売っていました。
道の駅で休憩をしているときも天岩戸神社のことは記憶からスカッとなくなっていました。
道の駅 通潤橋にて。
いざ高千穂へ。
道の駅を後にして運転を続けていると、高千穂に近づいてきました。すると道路の案内板に天岩戸神社はこの先みたいな標識が!!!
あっそうだ!自分は天岩戸神社へ向かうんだった。慌てて車を停めて天岩戸神社へ設定し直します。一気にまた数キロ距離が伸びてしまいました。
当初の予定では、南阿蘇経由でぐるりと一周のイメージだったで。とりあえず、黙々と運転をして目的地へ向かいます。ところが、左手に突然高千穂峡入口の看板が。自然とハンドルが左に、高千穂峡へと向かっていきました。
なかなか、天岩戸にはつきません。
高千穂峡入口から渓谷入口にて。
ナビを無視して高千穂峡と標識が出ている方角へ車を進めます。橋の手前に広めの無料駐車場が。とりあえず停めて降りて見ます。橋から見渡すと、なんか渓谷みたいなのがある。高千穂峡入口の看板もある。とりあえず、案内に従ってどんどん階段を降りてみました。すると高千穂峡周辺マップたるものが。自分は第3大橋駐車場(無料)に車を駐車したようでした。
真名井の滝は天村雲命様からの贈り物。
清流に沿って整備されている遊歩道を進んで行くと旅行雑誌や観光案内で見覚えのある風景が見えてきました。真名井の滝です。
めちゃ感動しました。本当に。
高千穂峰を観た時と同じくらい感動しました。
この流れる滝の水は天真名井から産まれてくる神水です。
中臣寿詞の伝承や摩氣神社の社伝、『大同本紀』などの史料の記述には、邇邇芸尊様が猿田彦様の先導によって、この私達が今住んでいる葦原中国 (あしはらのなかつくに)に降臨され平定なされようとした時、使える水がない・・・。
そこで天村雲命様(アメノムラクモノミコト)が高天原に一旦戻り高天原にある天津水を水種として持ち還りこの地の水種としました。それが天真名井(あまのまない)です。この水種「天真名井」から湧き出る水が、真名井の滝の水源と伝えられています。今、自分が観ているのは、神から戴いたの神水ということです。
ちなみに、ボートに乗って滝の近くに寄り神水を浴びることも可能です。予約は必須です。また、ボート乗り場の近くには、お土産物屋さんがありそこで流しそーめんも戴けます。自分はお隣にあるカフェでコスタコーヒーを戴きました。
高千穂峰と高千穂峡の距離は約200キロ。神様にとっての200キロってどれくらいなんでしょう。
高千穂神社にて。
高千穂峡を後にした後、天岩戸神社へ向かう前に高千穂神社に寄らせて戴きました。そんなに離れていないのですぐに着きます。が、道がよく分かっていないので少し迷ってしまいました。ナビで後700mって出たのに、曲がるとこを間違えて後2.7キロと、とんでもない距離になってしまい・・・。すぐに道を逸れて近くの産直市場に駐車。Googleマップを頼りに歩いて向かいます。歩くこと数分、大きな鳥居が。
石段の手前には手水と御由緒が。こちら、高千穂神社日向三代にあたります瓊瓊杵尊様(ニニギノ尊)・火折尊様(ホオリノ尊)・鸕鶿草葺不合尊様(ウガヤフキアエズノ尊)と、配偶神が祀られております。
この前参拝させて戴いた鵜戸神宮や青島神社とも関係しております。
高千穂神社境内には、源頼朝の代参・畠山重忠手植えの樹齢約800年の「秩父杉」や、二本の杉の幹が一つになった「夫婦杉(めおとすぎ)」がそびえています。 この夫婦杉の周りを大好きな人と手をつないで3回廻ると幸せになるといわれています。畠山重忠は、大河ドラマ鎌倉殿の13人にも登場します。鎌倉幕府の将軍の代理の方がこの高千穂まで来られて杉を手植えされたって、高千穂神社ってどんだけ信仰を集めているのか。伊勢神宮と同時に祀られた鎮石もあったりします。
天岩戸神社 東本宮
高千穂神社を後にし、今回のメインである天岩戸神社へ向かいます。天の岩戸を拝観するためには天岩戸神社へ行かないといけません。高千穂神社からは、7キロくらいの距離。西本宮参道近くの駐車場は有料ですが、東本宮の第2駐車場は無料でした。なお天岩戸神社は、東本宮と西本宮があります。二つの宮があるって知りませんでした・・・。
東本宮には天照大神様が祀られております。
先ずは東神宮からお参りすることにしました。駐車場から近くて人も少なかったので。トトロの森を感じさせるような濃い緑の中に鳥居が見えました。石段を上がって澄み切った緑の先に本殿がございました。天照皇大神様が天岩戸からお出ましになられた後、最初にお住まいになられた場所を御祀りしているこちらの東本宮。品の良さを感じます。静かに参拝をして西本宮へ向かうことにしました。
天岩戸神社 西本宮
本宮のお参りを済ませて岩戸川を渡り西本宮へ向かいます。事前の調べで、天照大御神様がお隠れになったと言われる天岩戸は、神域の神域だから神職の方の案内が無ければ拝観が出来ない。写真もNGです。社務所に伺い御朱印をお願いすると同時に天岩戸の拝観の事を伺うとなんと、あと5分で案内が始まるとのことでした!
天岩戸のご案内は、朝9時から始まり30分間隔でラストは16時40分でした。自分は、14時の回に参加させていただきました。
古事記の話の中に出てきます天岩戸のお話は、自分が治めていた高天原での弟の失敗の責任をとるために、天の岩屋という洞窟に引きこもってしまったお姉様のお話。
三種の神器の八咫鏡(やたのかがみ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)がこちらで使用されます。
天岩戸神社では天岩戸までの案内をしてくださるようです。
神職の方から天岩戸神社の由来や石楼のお話を伺ってから天岩戸神社本殿へ。先ずは天岩戸神社の本殿での参拝をさせていただきます。参拝後は神社の横の鍵がかかった扉を開いていよいよ天岩戸遙拝所へ。わぁ!!って息を呑みます。岩戸川の対岸に大きな大きな岩がありました。洞窟っていうよりも崖です。神職さん曰く阿蘇の度重なる噴火や地震で洞窟は崩れかけています、とのこと。ゴロンとした大きな岩の両端の木にしめ縄が。天照大神様がお隠れになった際の岩戸は、無双の神力を持っている天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)様が長野の方まで飛ばした。そして、洞窟の両端にしめ縄をして二度と天照大神様がお隠れにならないようにしてしまいました。この天岩戸の岩石と、長野の戸隠の岩石が同じ地質のようです。神職の方が仰っておりました。ほんと、不思議です・・・。
天安河原宮へ。
天岩戸神社の裏手にある御神体の天の岩屋の洞窟を拝観した後は、天安河原宮へ向かいます。道は整備されており歩きやすかったです。太鼓橋から岩戸川の美しさを眺めます。
日本神道の考えでは、綺麗な水を浴びることで罪や穢れといった身体に不浄なものを取り除くという考えがあります。
実はここが、最強のパワースポットとのこと。
この太鼓橋を堺に俗世界と神域が隔てられた結界となっていると言われています。
奥へ向かうとぽかっと大きな洞窟が。ここが八百萬神(やおよろずのかみ)が集まって相談をした場所でした。なんかあたり一面、尋常じゃない量の石が積み上がっておりました。ここは、賽の河原なのかな。でも賽の河原は、石が積み上がり願いが叶う瞬間に鬼が来て積み上がった石を崩してしまうのでここは違うかなと。ここでの願いは叶うのではないかと。
だって、神々が願った岩屋にお隠れになった天照大御神様を、なんとかお出になって欲しいっていう一番のお願い事が叶ったんだから。常世に流れてる清流を眺めながら、そんなことを思いました。
自分も隅っこの方で石を積んでお願いごとをしました。K先輩のおかげで旅をしたいっていう、お願い事は叶っているので別のお願い事を。
洞窟の両端にはしめ縄が締められておりました。ここは、神聖な領域の常世。ここへ来させて貰えたK先輩に感謝をして熊本に戻ることにしました。ちなみに天岩戸神社がある場所は宮崎県です。
本店限定 五香太肉麺 桂花本店にて。
ホテルチェックイン後、秒で荷物を置いて街へ繰り出します。今日は朝からコーヒーしか飲んでいないので、無茶苦茶お腹が空きました。
ホテルの近くには大きなアーケード街があり、飲食店や居酒屋、日帰り入浴ができるホテル、ドンキホーテなどがひしめきあっていました。熊本だから馬刺しを戴こうと探してみます。探すまでもなく至る所に馬刺しありますの文字が。どのお店にしようかな。
で、色々と散策しているうちに暑さもあって、お腹も空きすぎて、ちょっとフラフラしてきました。
ほんと、どっか店入らんとやばいって思って歩いていると桂花本店の看板が。店の近くに寄ると本店限定メニューが。
店の中を覗くと空いていたので、入ってみることにしました。馬刺しは次回に、いや2軒目のハシゴに。
食券を買うようだったのですが、そのまま席に座ってしまい看板にあった本店限定メニューをお願いすることにしました。待つこと10分くらい。どーんと肉が盛られたラーメンがテーブルの上に。
麺が見えないです!お肉に埋もれて。さらに自分は来店スタンプカードを使ってお肉を追加しました。
スープを一口、濃い目のニンニクと塩味が激汗で失った塩分を補給。
お肉のボリュームがすごくて食べ応えがあり。舌にとろけます。そのお肉の下に隠れているキャベツがお肉のコッテリさを優しくフォローしてくれました。麺に絡むスープ。ほんと、美味しすぎてスープも飲み干しあっという間に完食。めちゃお腹いっぱい。
本日、最初の食事で最高の食事を戴きました。馬刺しは次回にさせて戴きます。
ラウンジで一休み。
K先輩が、予約して下さったホテルは熊本城近くのスタイリッシュで綺麗なホテルです。
こちらの宿泊代、K先輩が払って下さっていました。何から何までほんとにありがとうございます・・・。
駐車場はホテルにもあると記載してありましたが、街中のホテルなので自分は駐車しづらいと判断。ホテルのホームページに記載してあった近くの提携駐車場へ車を駐車しました。これは、旅ドライバー(ペーパードライバー)の自分にとしては大正解でした。さらにホテルの駐車場に停めるよりちょっとお安くなります。
ロビーもお洒落でスタイリッシュ。自動チェックイン、チャックアウト出来る機器とスタッフがいるフロントと2箇所でチェックイン、チェックアウトが可能です。グランドフロアには、4台のコインランドリーがあり洗濯と乾燥ができます。髭剃りなどはグランドフロアに置いてありました。
朝食はブッフェ形式(1600円税込)でフロントでお願いする形になっています。
ラウンジは、夜22時までドリンクやちょっとしたお菓子がフリーで戴けます。
桂花で夕食をとった後、日帰り温泉でサッパリしてから自分が駐車している巨大駐車場を横目にホテルに戻りました。先ずは洗濯です。フロントで両替をしてもらって600円で出来る洗濯乾燥120分コースを選びました。洗濯が終わるまでラウンジで一休み。
今日撮影した写真を整理したり、ブログネタの整理をしたりして、デドックスウォーターやコーヒーを飲みながら2時間をラウンジで過ごして部屋に戻り、ふかふかのベットで眠りにつきました・・・。
草千里の駐車場まで残り5キロで・・・。
翌日は6時起床の6時30分出発で草千里を目指します。距離はだいたい、50キロくらい。熊本市内は晴れていました。ナビによると草千里までは1時間30分くらいで着く予定。9時くらいには着くかなと。
ところが、大渋滞にはまってしまいました。ナビの到着時間がどんどん伸びる。こりゃ諦めて空港に向かうかな…。
フライトの時間は12時、レンタカー返却時間は11時。今は8時。
焦ってスピード違反とかしたくない。
ほぼ、あきらめてかけていたとこ、急に渋滞が無くなりました。嘘のようにスイスイ進みます。
しかし、阿蘇の山を登っていくとどんどん霧が立ち込めてきました。
ここまで来たんだ。行くしかない!
上空から雲がわさわさと湧いてきて、上は真っ白。
なんか、お腹が痛くなってきた。
草千里展望所の手前5キロ地点の米塚下園地でトイレ休憩場発見!
今回はここまでにします。
掃除が行き届いた休憩場で一息して、途中にあった無人の野菜売り場でトマトを買って空港へ向かいました。
10時にはレンタカーを返し終わり空港へ送迎していただき、新しくなった熊本空港でのんびり2時間過ごして職場へ向かいました。
いつも元気に仕事ができるのは、K先輩のおかげで旅ができるからです。
今回も素敵な旅をアテンドしていただきまして、本当にありがとうございました!